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ゲーム感想まとめ

DAIROKU:AYAKASHIMORI 比良感想

 

ネタバレあります


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比良(CV.小林裕介)


極度の面倒くさがりの比良。

だいたいいつも床に転がっている。

台詞に「………」が多すぎてはよ喋れとなる。

床ローリングして移動する男と恋愛、なるほどおもしろいじゃねーのくらいの気持ちでわいわいはじめた比良ルート。


初め比良は話をするのも面倒がってまともな会話もできない。
仕事をしてもらおうとすれば逃げ回るので追いかけ回すしの。
しのの気の強さ、実は初回の共通ルートではちょっとギョッとしてたんだけど、個別ルートに入ると良い方に効いてくるのでとても良き。
比良が突き放し続けてもしのは全然めげなくて、言葉にも遠慮がないから見ていてたのしい。
そんなやりとりが続いて段々とまともに話せたり関われるようになっていくんだけど、終盤までほとんど惹かれ合ってる~って感じるような描写がないままなのが面白いと思った。
耳たぶイベもスチル付きなのに一瞬で終わるし。まじでスチル出てからすぐ終わって笑った。
私が落ちたのは妖にうまく対応できなくて戸惑うしのを抱っこするところなんですが。突然の赤ちゃん扱いにときめき隠せない。なんなの普段床転がってるくせに……てなった。
比良は怠惰で塩対応だが優しいし面倒みがいい。困ってると気にしてくれるし助けてくれるのだ。


そういう一面と、何をするのも億劫そうな様子に、ちぐはぐなものを感じるから、私はこんなに比良さんが気になるのかもしれない。わかる


ところでもう6章なんだが、恋愛はするんか?
鳴らすと比良がきてくれる腕輪をもらう。ファンタジーによくあるラブアイテム。
試しに近くで使ったら慌てて木から落っこちる比良、愛しい。
ここにきてついにひらキュンしてるしの。

そして挟まる比良視点。これ凄いよかった。しのが気になってるのに面倒じゃなくするためだからとか言い訳してる。もう恋始まってた。この辺から一気に恋愛色強まる急降下感が最高だった。


しのが優勝を疑わないから、景品のお菓子をしのにあげたいから、あの怠惰な比良ががんばって飲み比べで優勝する。
「比良……偉いですね。よく頑張りましたね」わかる
なのにボンボン息子が付いてるせいであんまり話せなくて不機嫌になりつつも、景品のお菓子はちゃんと手渡してくれる。かわいい。


というかわいいムーヴ決めたあと、息子に襲われそうになったしのが腕輪ふるふるすると助けに来てくれるんだけど、扇子ひとふりで戦う比良かっこい~~~~
普段と違う口調も相まって神々しい。
そんな比良の様子に畏怖を抱きながら、それでも比良の立場を考えて息子をかばったことですれ違い、もう関わるなと言われてしまう。


私は比良に関わった。もっと知りたいと思った
そうしてできあがった関係をーー
比良一人の判断でも、私一人の判断でも、終わらせていいはずがない。
強い女のモノローグかっこよ


比良は人間が好きで、そして憧れていた。
人間にはなれない比良、転化はできないしの、だけど一緒にいられないなんてことはない。今から終わりを見据えるのではなく、生きていく中でお互いが1番幸せになれる答えを二人で見つければいい。
この結論がハッピーで良かったので恋愛エンドが1番好き。
でも友情も良かった!!
引きこもる比良に通い妻のごとく毎日会いに行くしの。
この構図が初めの頃の二人と似てるのに、内容は全然違くて。
ふたりらしさはそのままに、関係性は信頼関係を築けて確かに変わったんだと思えるし、友情エンドではあるけどこれから恋愛になるんだろうな。

悲恋は終わりかたが綺麗。比良エンドはそれぞれ違うかたちでのしのの「覚悟」が見られるのが面白い。あと比良の叫び声が…良かった…。

わたしのシャレマニのおもいで

CharadeManiacsの感想というには自分語りがメインなのであくまでもメモ。

フォロワーがやってるのを見て記憶が蘇ってきたのをせっかくなので文字に起こしてみただけ。
すべて個人の解釈ですのでご容赦ください。

ネタバレの嵐なので未プレイの方は見ないでね。

 

 

 

記念すべき乙女ゲーム復帰作であった。
CV.緒方恵美を攻略できるときいてサイトを見に行ったら設定がとても面白そうで購入。
新規の乙女ゲームをやるのはたぶん7年ぶりくらいだった。

 

ミズキさん目当てに購入したものの、どう見てもワケアリのミズキさんを1人目にいくのを躊躇ったため、とりあえず共通ルートの間に誰にいくか考えようと進めてみる。
そして、わりと早い段階でプロデューサーはメイちゃんだろうと推理していた。
手料理に食いついたりちょっかい出すミズキさんを必死に止めたり、初対面の寡黙系キャラらしからぬ透けて見える好意が引っ掛かって、ヒヨリは忘れてるけど本当は知り合いなんじゃないか、と。
記憶喪失のヒロイン…ここでいにしえの乙女ゲーマーの私は、ふと某記憶喪失ゲーのあの人を思い出した。
井戸に落としてきたりする顔芸のあの人。
そう、つまりメイちゃんは、彼氏である。
訳あってプロデューサーをしているものの、本当は誰かに止めてほしいと思っていて、それを彼女のヒヨリに期待しているのでは?
この絶妙にトンチンカンな推理に確信を持ってしまった私。
推理は中途半端に当たっている場合が1番厄介なのだ。
ずっと彼氏だと思ってたから、他ルートをやってる間「メイちゃん…ゴメンネ…」とひとり彼女面で申し訳なさを募らせ続けていた私は、ついにやってきたメイちゃんルート(8人目)で単なる同級生と聞いて盛大にずっこけた。(お前が勝手に期待しただけである)
シャレマニプレイヤーの半数(非常に私的な見解)が落ちているメイちゃんに私が落ちなかったのはたぶんこの勘違いが原因。思い込みの激しい女でメイちゃん…ゴメンネ…

 

そんな私の攻略順は以下の通り。
双巳(凝部にいくつもりだった)
射落(①で白と確信した)
明瀬(①②で白と確信した)
萬城(幼馴染みだから!)
獲端(前回参加者と確信してた)
凝部(トリックスターは白の法則)
茅ヶ裂(残ってた)
陀宰(略)
廃寺

1人目に攻略制限引っ掛かってうっかりスポンサーの双巳を引き当ててしまったために、プロデューサーの予想も終わってるしあともう消化試合やんけ…と絶望した。
双巳さんのことはなにひとつわかってあげられなかった。初回じゃなければもうちょいわかってあげられただろうか。
射落さんはパーフェクトヒューマンかっこよかった。ラブ。
明瀬さんは陽キャで眩しかった。ヒーローかっこいい。
トモセくんは一生懸命ないい子だった。でも人前で無理やりはよくない。
ケイちゃんは思った5倍くらいのツンで一瞬怯んだ。ドラマのあとはvita置いて深呼吸した。
ぎょぶそは初見からすきぴの予感してた。やっぱりすきぴだった。


とりあえず白らしき人から進めていって、凝部ルートでようやく廃寺くんの不穏さに気がつく。(おそ)
でもcute廃寺くんラブだった私はこんなかわいい子が私を騙すはずない!と凝部ルートで廃寺くんが話した「顔と名前を変えられてこの世界に居続けている」という言葉をふつうに信じた。
(というかこれ事象としては本当に起こっていたことなので完全に嘘でもないのが厄介だよね)
この子も何かわけがあってここにいるに違いない…凝部ルートでメイちゃんが善人なのはわかった…きっと凝部は廃寺くんを誤解してるんや…だからこの中に悪い人なんておらんのや…なぜならこれはダンガンロンパじゃない!!乙女ゲームだからや!!
という気持ちだった。


そんな中迎えた7人目茅ヶ裂さん、異世界人の描写に全く注目していなかった私には彼の正体はスポンサーとダブルパンチで衝撃事実だった。
茅ヶ裂さんルートはシャレマニならではかつ乙女ゲームみが強い良シナリオです。
あとシナリオが好きだったのはミズキさん。
ケンカップルでかわいいからカプ推しなのがケイヒヨで、LOVEなのは廃寺くん!とぎょぶそ。

8人目メイちゃん。メイちゃんの「いいよ」が嫌いな女はいません。


問題のラスト廃寺くん。ここにきてなおメイちゃんのいう「本来のプロデューサー」が廃寺くんだとは思ってなかった。いや思いたくなかったのかもしれない。
プロデューサーだかなんだかしらんけどもうなんだっていいよ、なんでも大丈夫だよ、みたいな気持ちだった。
私が廃寺くんに最後まで騙されたのは好きだったからとも言えるし、最後まで騙されたからこそ好きになったとも言える。


真相ルートで「さすがボクのお母さんの孫」と言われて「えっ……………叔父さん?」と声が漏れた程度には彼の正体は完全に予想外だった。
ここで叔父さん?って返したシャレマニプレイヤー全世界で私だけなんじゃないかな。
私は廃寺くんルートと真相ルートは何度も繰り返しプレイしたのだけど、やる度にヒヨリのばあちゃんたちにvita投げたい気持ちが募る。
アステルが悪くないなんて言えないけど、"モノ"として勝手に宇宙に連れていかれて勝手に置いてきぼりにされて、そのせいで悪いことをしたら"人間"の感覚で責められるアステルが私は可哀想で仕方ない。悪いとこ取りだよ。
それはそれとして、巻き込まれただけの被害者にそんなことは関係ないから怒って当然だけどね。
そして、危険だから"モノ"として消すべきだという意見も理解はできる。
アステルが消える方のエンドは、彼が最後まで"モノ"として扱われた結果。
ヒヨリが彼を"人間"として受け入れた結果が真相エンドだと思っています。
まあ私は廃寺くんの個別エンド(BAD扱い)で洗脳されるのが1番好きなんですけどね。ちゃんちゃん。

プリンス・オブ・ストライド(プリスト)感想


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プリストことプリンス・オブ・ストライドを全エンドクリアしました!
高校生の部活青春ものなんて爽やかな乙女ゲーム物凄く久しぶりにやったけどめちゃくちゃ楽しかった!
アニメ化もされている作品で、私はアニメを見てからゲームをプレイしたのですが、それで正解だったなと思いました。
後述する「ストライド」がどのようなスポーツなのかアニメで見ておくとゲームでの試合も想像しながら出来ると感じたからです。
バレ見ずにやりたいという方なら1話だけ見るのもありかなと思います!

 

以下良いところもいまいちだったところもまとめての感想。ネタバレは控えます。

 


●プリストとは
架空のエクストリームスポーツストライドに青春を燃やす高校生たちの物語。
ストライド部の仲間たちと夏の大会「エンド・オブ・サマー(EOS)」での優勝を目指す爽やか青春もの。
この「ストライド」の設定が作り込まれていて物語に引き込まれる。
攻略対象の男性陣がランナー、主人公は「リレーショナー」というランナー同士のリレーション(交代)を繋ぐ役割を任されます。

 

●ゲームの流れ
シミュレーションパートと試合パートの繰り返しで物語が展開していくのですが、試合パートはちょっとしたミニゲームみたいな仕様になっていて、
・走順を決める(正解があるので自由ではない)
・リレーションタイミングの指示(目押し)
・試合中の声掛け(2択から正解を選ぶ)
こんな感じで操作して勝ちを目指します。
クリア自体は簡単で、パーフェクトでクリアしようと思うと人によっては終盤はちょっと難しいかも?
私は目押しがめちゃくちゃ苦手でパーフェクト取るまで数回やり直したりしました。
一度クリアした試合は2周目からはスキップ可能なので周回はすいすいいけます。

 

シミュレーションパートは日ごとに練習相手を選んでひたすら練習。これは完全に作業。
一応練習で上がるステータスが各種設定されていますが、このステータス、試合の結果に全く影響しないのです。
つまりどれを選んでも一緒で、影響するのは練習相手の好感度だけ。
なのに毎日選ばないといけないので周回してるとちょっと飽きる。
何も難しくはないのでぽちぽちが苦にならない方であれば問題ないかと。
毎度頭からやり直すと嫌になってくると思うので、分岐ポイントまで同時攻略しちゃうのをおすすめします。
全員同時攻略できるのかな?私は3人ずつ2パターンのセーブポイントを作ってました。

 

●シナリオ
基本の流れはどのルートも同じ。
他校の諏訪だけはちょっと特殊です。
それぞれのキャラに悩みや葛藤があり、試合を通してだんだんと成長していく姿が丁寧に描かれていたと思います。
恋愛ももちろんあるよ!乙女ゲームなので!
高校生の恋愛なので過激なシーンを求める人には向かないですが、ときめきはちゃんとあります。
昨今の乙女ゲームはしんどかったり過激なのが多いので、そういうのに疲れた時とかにやるといいかも。
シナリオでひとつ気になったのが、名前の呼び方が安定しないこと。
仲良くなって呼び方が苗字から名前に変わったあとも突然苗字呼びに戻ったりする場面が結構多くて、私は誤字脱字が凄く気になってしまうタイプなので見かけるたびうーんと思ってしまった。
尊くんと呼んだ次の台詞で藤原くんって呼ぶ、みたいな。そのくらいはちゃんとチェックしてほしかった。

 

●システム
あんまりいじってないので軽く。
スキップ速度はふつうくらい。
シーンスキップ機能があるんだけど1回メニュー画面を開かないといけないのがちょっと面倒。
あと好感度で一部シナリオが変わる共通のイベントでシーンスキップ出来ちゃうのがあった。
ボイスはサブ含めて個別にオンオフ設定可能。
主人公は試合と一部演出のみでのパートボイス。

 

●キャラクター
攻略対象は部活のメンバー5人と他校から1人。
1人だけ同じ部活のメンバーなのに攻略できない人がいます……門脇歩っていう最高の先輩なんですけど……どうして……。
他校のキャラクターも多数登場してみんな個性が強烈。いい子もいやな子もいろいろ。
そしてやたらと声優が豪華。声優さん好きな人はここでも楽しいと思います。
攻略対象の諏訪怜治が所属する西星学園の"ギャラスタ"は登場回数も多くて愛着湧きます。歌も歌う。(ストライドの選手兼アイドル。体力ある…)
攻略対象ももちろんみんなそれぞれに個性的です。
好みはあれど嫌な感じのキャラがいないのでそういう意味でもさらっとやれるかと。

 

●主観だらけのキャラ紹介のような感想


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八神陸(CV.木村良平)
主人公に一目惚れして「桜井さんの為に走る!」「おれのこと見ててね!」とアピールしてくるんだけどそこまでぐいぐい来ないので決して鬱陶しくはならない。八神陸のかわいいところ。
髪型かわいい。ちなみにおろしてもかわいい。
陸と尊と奈々ちゃんの1年トリオの関係性がすごく良~~~です。


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藤原尊(CV.岡本信彦)
クールでストイックで物言いがちょっときついけど冷たい子じゃないです。
ストイック高校生カップルかわよ~と思ってたらエンディングでちょっとびっくりした。
プリストはラストの試合がどれも泣けるけど尊のは特に泣けた。
私は藤原尊の人間性と言葉の使い方がとても好きです。


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小日向穂積(CV.小野賢章)
ご覧の通りかわいいですが先輩です。
そしてかわいいだけでは終わらないです。
小日向穂積はすごい。ときめき製造機。優勝。
門脇先輩とのコンビがおもしろかわいいんですが、2年コンビはノリが独特なので好みが別れそう。


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支倉ヒース(CV.小野大輔)
ワイルドアンドセクシーな部長。でも結構お茶目でかわいい。
支倉ヒースも泣ける。めちゃくちゃかっこいい男。
3年コンビはどちらもかっけぇ~!って感じなんですが違うかっこよさ。支倉ヒースは泥臭いかっこよさ。


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久我恭介(CV.諏訪部順一)
ご覧の通り顔が良い先輩です。走るときはポニテ。こちらはスマートなかっこよさ。人助けを元にしたストライドの精神そのもののような人。
あとずっとなんか食べてた。


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諏訪怜治(CV.宮野真守)
攻略対象の中で唯一の他校キャラ。
ストライドも一流、人気アイドル、家業もやるパワフル器用すぎるマン。
1番糖度あった気がする!
エンディングの演出がとても素敵でした。みんな素敵なんだけど彼のは特に凝ってた!

 

●攻略対象じゃないけど

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門脇歩(CV.下野紘)
なんで攻略できないんだよ~~~~!!!
キャラデザ?キャラデザなのか?メガネのせいか?芸人枠だからか??
門脇先輩ほんとかっこいいんです……もう付き合えなくてもいいからせめて門脇先輩がかっこよく将棋してるイベント見たかった……


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桜井奈々(CV.花澤香菜)

本作の主人公。

レトロ感のある典型的なヒロインだけど、しっかりしててでも素直で明るくてかわいい。

あまりルートで印象がぶれなかった。そして声がめちゃくちゃかわいい。


●攻略順 
攻略制限ないので誰からでも攻略可能。
私は
小日向→久我→支倉→藤原→八神→諏訪
の順でやりました!
この順で良かった感ある。
ただシナリオの流れがどのルートも同じなので気になるキャラは早めにやったほうが楽しめるかな。
でも諏訪はラスト推奨です。最終戦熱いので!
あと藤原八神は順はどっちでも良いけど続けてやるとより面白いと思います!

ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio1926- オルロック感想


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オルロック CV.豊永利行

 

ネタバレあります。未プレイの方はご注意ください。

 


これがオルリリのアンサーストーリーだ

凄い。1926は確かにFDではなく続編だった。
無印は色んな問題を抱えたまま終わったけど、今回できちんとふたりのこれからの答えが出た。

悩んで苦しむふたりをまた見るのは辛さもあったけど、オルロックの選択に、私はとても納得したし、安心した。
幸せばかりとは言えない結末だったけど、それでもふたりは大丈夫だろうと思えた。

私は1926が出る直前にricordoをプレイしていて(Vita版は未プレイ)ピオフィ熱、というかオルリリ熱が最高潮のままこの続編をプレイしたことで感情が爆発してしまいました。

 

 

 

かみさま おれたちを生かしてくれたのが
もし あなたの思し召しなら
おれの罪はもう 消えることがない けど
どうか 彼女に祝福を

攻略対象の懺悔のシーンから始まる乙女ゲーとは
でもこのムービーとても素敵だった
この「神様の思し召し」という言葉、のちのち敵対するレオも使っていてうぅ、となりましたね。

 

前作で教国に庇護してもらっていたので、教国で暮らすふたりの仲良しぶりを見守るところからスタート。
早く準備できた方がもうひとりを迎えにいく、って仲良しすぎてもうニコニコ。
子供たちにオルロックがしっかりお兄ちゃんしてて微笑ましかった。成長したね…。

 

そんな微笑ましい時間はすぐに終わり、なんやかんやでオルリリはブルローネへ行くことになるわけですが、
野暮なのはわかってるけどレオに服で見つかったのは笑ってしまった。
そのいちいち翻る紫のコート目立つからね~せめて顔で見つかってほしかったな~(笑)

 

オルロックルートでリリィがおしゃれしてるだけでうれしくなってくるハードルの低さ。
無印では彼のルートだけおしゃれする余裕なくてほとんど初期服のままだったから…。
バランス崩したリリィをかばってくれるスチルのふたりのかわいさ。
今作のオルロックは小悪魔度上げてきててちょいちょい翻弄されます。
不意打ちちゅーとかできるようになってます。ふふっとか笑ってからかう気満々です。成長…。

 

 

あ、野暮な突っ込みといえばもうひとつ、武器構える立ち絵、フセットを持つ手が右手のままで出てくるたび気になってしまう。
えっさすがに今は左手で使ってるよね?ちなみにレオとのスチルはちゃんと左手だった。
無印に比べて感情の通った声になってるのほっこりしたけど、ここのレオへの冷たいトーンはかっこよくてどきどきした。
「……そう」って言って容赦なく肺打ったとこ興奮してしまってごめんね、レオ。

 

無印はまーじで味方ZEROで辛すぎたのでヴィスコンティの存在の有り難さがすごい。
ギル、生きててくれてありがとう…大好き…。
オリヴァーも好きなんですけどこのルートで更に好感度爆上がりだった!
ふかふかベッドと寝間着に動揺するオルリリかわいい。
ギルに憧れていっぱい食べようとしたりエスコートしようとしたりがんばるオルロックくん。
今のままで充分ってリリィにいろいろ褒められてへへ…て笑うとこ最高にかわいい。

 

海デートはようやく恋人っぽいイベントきた~!って一気に上がった(だってこれ確かチャプター5とかだったよ。ここまであんまいちゃいちゃしてない。)
ここのお誘いのやり取りすっごくかわいい。

デートするのに「誘ってくれてうれしい」「受けてくれてうれしい」ってもうかわいすぎか。

私はオルリリの相手にしっかり「ありがとう」「うれしい」「幸せ」って言葉で伝える丁寧な会話が大好き。
市場のおばさんに尋ねられて「う、うん。そう。恋人。」て返すのがかわいすぎた。

この帰り道にラウルが気持ち悪く迫ってきたのを「触らないで。……近づくな」って牽制したとこももう最高の最高だった。
めちゃくちゃかわいい声で「デート、楽しいね」って言ってきたすぐあとにこれやってくるギャップがオルロックの強み。

 

新キャラ、ヨハンは中の人の演技がとても良くてせつなくなってしまう。
叫び声が特に良くて叫ばれるたびウゥ~てなってた。
アンリと仲良くカジノで働いてほしい。アンリに怒られてしゅんて言うこと聞いてたのかわいかった。
ラウルは他のルートでちゃんと活躍するんだろうか。
ルリリの単なる踏み台になってしまっていてかわいそうにと思ったけど、展開にうわあ……て思ってたのでオルロックが助けてくれて安心した。

フセット柄パンチで済ませてくれるオルロックさんの温情ちゃんと受け取ってくれよな。(受け取ってくれませんでした)

 

ricordoをやって、旅行CDきいて、キャラPVみて、カウボ聴いていたから、
私は1926でオルロックはきっとこの選択をすることになるんだろうとわかっていた。

リリィとふたりで迎えた朝に、ゆっくりと答えにたどり着いたオルロックを見て涙が出た。

「償えなくても」と言ったことがとても印象的だったな。以前のオルロックだったら絶対に出てこない言葉だったと思う。

無印で人を殺したくなかったのにと嘆くオルロックにリリィが「守ってくれてうれしかった」と告げたシーンが私はとても好きなのだけれど、
今作でもそれを踏襲するかのように「それでも私はうれしかった」と言うリリィを見て、彼の決断はふたりにとって正しいものだったのだと、私はおもいました。

 

オルロックは素直だから自分の意見をはっきり告げてからあなたの望みをきかせて、って臆せずに聞いてくるところがかっこいい。

上に書いたやり取りからこのあたりのシーンは無印を準えているのかな。ここは決戦前夜のやり取りを思い出した。
暁鐘の音のキススチルはもう宗教画でした。尊すぎて震えた。じっと魅入ってしまった。
ここまで何度もキスしてるのに一向にスチルがこなくてやきもきさせられててこれだからオルリリほんま。
このスチルのオルロック見た目から成長したな~!って感じられてすごい。かっこよすぎる。

色んな言動から成長を感じさせてきて最後に見た目でも成長感じさせてくる。すごい。好き。


Precious~光の御許、ricordoのBESTエンドの台詞を無限ループしてる間ずっと聴いてて、
今回の宗教画スチル眺めてる間もずっと聴いてたから、私にとってはもはやオルリリテーマソングと化してて聴くだけで泣けてくる。いいとこで流れるからみんなテーマソングなんだろうな。

 

恋人同士になったあとの続編、というワードから期待するほどいちゃいちゃしてくれなかったのはぶっちゃけちょっとだけ悲しかったけど(笑)
でも、丁寧に描いてくれたんだなと感じたのでとても素敵な続編ストーリーをありがとうという気持ちです。
でもあわよくば1927はほしい。次はFDで幸せな甘いやつお願いします。笑

 


最後に私が地味にきゃっきゃした細かすぎるオルロックくんの名シーン紹介します!

 

1.リリィをデートに誘う前、そわそわしたあとオレンジジュースを一気飲みしたとこ
(緊張してるのばちくそかわいい)

2.BADルートでレオと戦闘の際、「伏せて!」と叫んで小さいテーブルを蹴りあげたとこ
(あのかわいいビジュアルで戦闘スタイルやんちゃなの最高だしそんなやんちゃしてても「伏せろ!」じゃなくて「伏せて!」なのほんとオルロック。丁寧で好き) 

ピオフィオーレの晩鐘-ricordo- 全体感想


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●ネタバレなしの全体感想

おもしろかったー!

CERODの乙女ゲーには若干の苦手意識があって今まで避けてたんだけど食わず嫌いはよくないと思いしった。
(エロは平気。微エロに苦手なのがある程度。なんか絶妙に恥ずかしくなるんだ)

 

共通がとても短く、個別ルートのストーリー展開が各ルートで全く異なる。
攻略キャラたちが敵に回ることも多い。ばしばし殺し合う。
ルートごとにリリィも攻略キャラたちもいろんな面を見せてくれるのが楽しかった。
同じ人でも状況や立場が変われば振る舞いも当然違ってくる、というのを楽しめるのがマルチエンディングがあるゲームのならではの良いところだと思っているので、それを満喫できたのがよかった!

(まあちょこちょこうーん?と思ってしまうような振る舞いや出来事は見られるのですが)

 

シナリオはMSシステムをはじめ主人公以外のキャラの視点から描かれる部分も多い。
これは読み物として賛否あるかもですが私は読んでいて楽しかった。
ファンタジーな部分は突っ込みどころもある。雰囲気で聞いてた。

 

システムはだいたいいつものオトメイト
チャプターごとに好感度と個別ステータスを設定して始められるのでエンドの回収は(攻略を見ながらなら)しやすい。
愛キャッチがないのは作風に合っていて良かったと思うけど、それならあのおしゃれさ重視なわかりにくいステータス画面はどうにかしてほしかったかな。しばらく意味がわからなかったよ。
攻略はキャラによっては難しめ。初見で攻略させる気ないだろみたいな落とし穴用意されてるルートがある。

 

攻略キャラ5人にそれぞれBEST、GOOD、BADの3つずつエンドがあって、
最後の展開が変わるだけじゃなくてチャプターごと用意されてるのがすごい。
どれも作り込まれてます。BESTよりGOODやBADの方が好きだったキャラも何人かいたくらい。

 

なによりイラストが綺麗!

スチルが出るたびにほ~っとなります。

リリィの髪型や服装のバリエーションが豊富でギャラリー見返しててもたのしいです。

 

 

 

 

以下、ネタバレを含みます。

 

 

 

 

 

 

クリアした順に各キャラかんたん感想


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ダンテ
(CV.石川界人)
プレイ前とプレイ後で1番印象の変わった男。
青系のキャラに落ちた経験がほぼなかったのでなめてかかってしまった。
ダンリリは正義。
俺はカポの器じゃないんだーと泣き言いったところでかわいくて好きになったけど、
ダンテの1番の魅力はやっぱりあの高潔さだなと思う。
必死に立派なカポであろうと振る舞う姿が素敵。
(でも組織をニコラに丸投げしてリリィと隠れ家暮らしはどうかな)
他のキャラのルートでも輝いててこれぞメインヒーローだなと。
まあどうしても内心ダンテ大丈夫…?無理しないで…と思ってはしまうんですがやっぱりかっこよさが勝つところが好きです。

 


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(CV.岡本信彦)
この人との恋愛楽しめる自信ないかも…と思いつつ始めたのにルート入ってみたらチャプター1でもう好きになったの我ながら出落ち感やばくて笑えた。
BADが好きなんですよねー。これぞ楊!って思ってしまったので。
あのBADがあるからこそ、GOODがあの展開でGOOD扱いなのもまた良かった。
楊は個別ルートも楽しかったけど他ルートで(自ルートでもか笑)徹底して悪役を貫いてくれたおかげでひとりのキャラクターとして凄く好きだな。
喋り方が面白い。からかいたいであろう時のファルッ↑ツォ~ネェとフゥランチェスカァ面白いからファルツォーネ組とたくさん喋ってほしい。
あと顔がひたすら好き。実はビジュアルだと1番好き。

 


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ニコラ
(CV.木村良平)
ピオフィにおいて乙女ゲームみが最も強い男(私調べ)、ニコラ・フランチェスカ
名前がおしゃれ。顔もおしゃれ。話し方もおしゃれ。
リリィがニコラのことを好き好き!状態で他のルートにはない楽しさがあった。
ギルにはめられてストロンツォ!て吐き捨てたとこにやにやした。
ただ本当にお咎めなしで組織的に大丈夫なの?と気になる。大丈夫なの?笑
GOODの逃亡生活エンドもBADの籠の鳥エンドも好き!
BAD良かった!後日談もとてもヤンデレてて正直楽しかった。
ニコラの「グラッツィエ」滑らかで好きだー。全体的に声なのか演技なのかどことなく吹き替え映画っぽくて素敵だった。
銃構えてる立ち絵とスチルがおそろしくかっこいい。

 


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オルロック
(CV.豊永利行)
前回の個別の感想でもう散々語っちゃってなに書こうか、な最推し。
というわけでオルロックがいかにかわいいかの話をする。真面目なのは前回のを読んでいただければ!
オルロックさん、まず顔がかわいい。
オッドアイはもちろん、口元が特に好き。くちちっちゃいのかわいい。
(ところでなんでオッドアイなの?1926にオッドアイの新キャラがいるので気になるところ)
あの細身で女二人軽々と持ち上げて走れる。最高。ロマンがある。
リリィがオルロックに持ち運ばれるたびテンション上がっちゃった。
たどたどしい話し方がかわいくて好き。
リリィには全然怒らないのにリリィ以外には意外とすぐ怒る!オルロックはよく「だめ」って言うんだけどランがリリィのエビ狙ってたときの「だめ」がすごいドス効いてて面白い。

こんなにかわいいのにまあどしんどいルートでした。

このゲームマフィアの話だし攻略キャラは犯罪者だらけなんですが、彼はその中で唯一罪を罪と認識しないまま重ねてきてしまった人なので…重い…。
豊永さんの演技がどれも素晴らしくていろんなボイス何度も聞いた。
でもやっぱりBESTエンド最後の台詞が至高。
あの壮絶なストーリーのラストに、あんな幸せそうなありがとう聞いたら泣いちゃうよ。

 


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ギルバート
(CV.森久保祥太郎)
マフィアのボスの女!!!感を1番味わえるルート!楽しい!
スチルのたびに変わってるんじゃってくらいリリィがお着替えしてた。どれもかわいい~。
ガチガチの攻略制限かかってるのなんでなのかなって思ってたけど隠しの人が関わってくる都合上だったのかな。
あと隠し&大団円がギルルートの派生だったせいか。
THE イタリア男な口説き文句もたくさん聞けて楽しかったな…街も練り歩けるし行き先も決められるし、この直前にやったオルロックルートとほんとに同じゲームか?ってくらい平和。なんせ大団円に派生するくらいだもんね。
初めにリリィをヴィスコンティに置く理由をちゃんと説明してくれるの誠実。
いい男という言葉がとても似合う。かっこいい。

 


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アンリ
(CV.立花慎之介)

※画像がなかったからリリィで失礼

せつない…アンリ…うう…
アンリもクロエもかわいそうだったなあ。
本当にただ巻き込まれて翻弄された姉弟なので、そりゃファルツォーネを恨むだろう。
彼の被害者もたくさんいるわけで、勿論かわいそうなら何してもいいわけじゃないけど、ぴしゃりと否定する気には私はなれなかった。
リトンって愛称の子はなんて名前だと思う?→アンリじゃない?のとこはわかっててもヒュッとなった。ちょっとミステリー小説っぽかった。


大団円エンド
こんなにも大団円という言葉がしっくりこない乙女ゲーもない。
このメンバーで仲良くクリスマスパーティー…違和感…。
シナリオもギャグっぽいやりとり多くて完全にドラマCDだった。
みんなすごい親切なマフィア。
マフィアたちの会合にさらっと入って意見しまくるリリィに笑っちゃった。
まあここまで色々としんどかったのでサービスというか清涼剤的な存在ではある。
なのに中途BADはやたら多い。えー?って思ったものもあったしこの感じなら中途BADない幸せなだけのルートでも良かったのになー。
良かったところ!フェイランの最高なMSが見られた!フェイランもっとちょうだい!
あとオルリリ好きとしてはオルロックの立ち位置がとてもおいしくてうれしかった!
ただいまおかえりとかやってる…かわいい…
お医者さんを呼びに行きたいリリィに「もう…!」って言ったとこ最高でした。
とりあえず、思うところはあれど、まあこれはこれで楽しかった。

本編にいれる必要があったかはわからないけど。笑


余談
3組織の中では老鼠がクレイジーで好き。

 

 

ピオフィオーレの晩鐘 オルロック感想


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オルロック CV.豊永利行

 

ダンテ、楊、ニコラときて4人目に攻略。

このルートを初めてやったとき、オルロックのことがちゃんと理解出来なかった。
宗教観がよくわからなかったのと、ストーリーもひたすら追い詰められていく逃亡生活で、他攻略キャラ達からばしばし殺意向けられるのも辛くて、彼のことを慮る余裕があまりなかったせいかもしれない。
心構えした上でオルロックのことをよく考えながら2周目してみたらオルロックとオルリリのことがとても好きになりました。

以下ネタバレを含みます。

 

オルロックはすごく純粋で素直。
私は性根の曲がった人間なので、まずここで引っかかってしまった。笑
「(老鼠の人たちが)神を信じてないってことはない」
猊下がご神託を聞いたことを信じずにいられるなんて普通ありえない」
「たとえどんな悪人でも、神の教えの素晴らしさには胸を打たれるはず」
だって、もうピオフィ4周目のこっちからするとこんなん言われたらヒェ~~!!ってなるよ。
ら、老鼠だよ!(失礼)
更に私の頭を混乱させたのは、リリィが老鼠は権威のために自分を利用しているだけだと言うと「あなたの言葉は正しいと思う」と返したこと。
強い宗教観とこの柔軟さ?が私の中でうまく噛み合わなくて、この人よくわからない!となってしまった。
2周目によくよく聞いてみると「(ロズベルグ卿から)老鼠は信用できないって言われてたのに、いつの間にか乗せられてた」という当人の言葉どおりの心情だったのだろうと思ったので初回の私はよほど混乱してたんでしょうね。
楊が楊してくれたお陰で老鼠はやばいと確信し脱出することに。
このルートの楊楽しそうだった。私はいきいき悪事を働く楊さんが好きよ。

 

壮絶なこのルートの中で隠れ家時代が1番乙女ゲームしてたような。
ピオフィのシナリオは色んなキャラ視点が入るのでこのキャラが何を考えてるかわからない!ということがあまり起こらないんだけど(いやまさにこのルートで起こってたわ)ここのオルロック視点、彼のピュアピュアさがよくわかってとても良いです。
スチルもすごくかわいい。
「リリィ、本当は、いけないのかもしれないけど」
「おれは、あなたと出会ってからが、これまでの人生で一番、楽しいし、うれしい。」
この台詞を2回目に聞いたときは泣いてしまった。
こんな環境の中で、リリィと過ごすささやかな幸せを、本当はいけないとすら思ってる。そんなはずないのに。

 

一方で各組織から恨みを買い、状況は更に悪化していく。
楊は絶好調。ギルはどうしてもダンテと比べてしまうのでそのくらいで?!感が否めなかった。いやそのくらいではないんだろうけどこっちからするとね。
ダンテの怒りはもっとも。でもこれまでリリィにだけは危害を加えなかったダンテが「抵抗するなら殺せばいい」と言ったショックは大きかった。

 

オルロックがリリィに刃を向けて問うシーン、1周目かいくぐったので気づかなかったんですけど、ここ選択肢間違えると結構すぱっと殺されます。
このシビアさいいですね。リリィの言葉を受けてオルロックの心がここで変わったんだとよくわかる。

 

次の逃亡先はストラノ。
ルカの死で神を信じられなくなるオルロックと、過去の自分と照らし合わせるリリィ。
「おれにとっての救いは、きっとリリィだ」
「この先、何が起きたとしても。それは、絶対、変わらない」

ルリリの関係性はとてもわかりやすく、物理的にリリィを守るオルロックと、精神的にオルロックを守るリリィという構図になっている。

厳しい状況の中でなんとか支えあって立っているふたり。
幸せになって……頼むよ……

 

「ありがとう、オルロック。……私は、うれしかった。」
「死にたくなかったから、怖かったから、守ってもらえて、うれしかったの……。」

楊の楊に巻き込まれてまた人を殺してしまったことを嘆くオルロックに対して言ったリリィのこの台詞。
ファルツォーネの襲撃から逃げるとき、血だらけのオルロックの手を取ることを躊躇っていたリリィが、色んな辛さを飲み込んでこう言ってくれたとき本当に嬉しかった。
この台詞とても好き。オルリリ本当にお互いに救われてる。

 

最終決戦?私はダンテもとても好きなのでダンテの話もうできないのであの辺は省略して…。

BADも同じ理由で語らないです。

 

教国で暮らすふたりが幸せそうで良かった。
ピオフィはどれもスチル綺麗だけど、オルロックのBESTエンディングのスチルが今のところいちばん好きです。
「うん。うれしい。……ありがとう」

このボイスすごかった。

穏やかな幸せそうな声で、ルート中あれだけの目に遭い、それまでも「幸せ」を知らなかったオルロックが今確かにこの状況を「幸せ」と感じているんだなと思わせてくれる台詞でした。

豊永さん本当にすごい。

 

オルロックとリリィの幸せはたくさんの犠牲の上にしか成り立たなくて、それすらも彼らの今までの生き方を否定しなければ得られない。
言われるがままに人を殺してきたことを悔いても、求める幸せのためにはまだ人を殺さなくてはいけない。
人を殺してほしくないと思うのに、殺してもらうことでしか終わらないとわかってる。
ルリリの道はずっと一本道だったな。選択の余地がない。

私たちは神を信じる心を、失ってはいない。
だけど、もう神には縋らないだろう。
リリィも勿論だけど、オルロックがこの答えにたどり着けたの本当に幸福だと思った。

 

ところで、1926、どうなりますか?できればあとはもう幸せなオルリリだけ見たいんですけどだめですか?この子たちにこれ以上試練必要ですか?
BEST後日談みたいなのがもっといっぱい見たいよ…。
BAD後日談?出来心で見てしまって後悔して途中からA連打しました。もう二度と見ません。

ピオフィ全体的にずっと楽しめてるけど、このルートやれて良かった。
残り、ギルと隠し?真相?かな!最後まで楽しむぞー!

遙かなる時空の中で6 感想


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遙かなる時空の中で6DXプレイしました!


まずは無印のほうのプレイ感想。
ロンドはいずれやったら別でまとめますー。

5をプレイして以来なので実に9年ぶりの遙か!
(調べてみて唖然とした 9年…?)
今までの遙かは2以外はプレイ済み。
各ナンバリングの推しは
1→泰明
3→望美、譲、景時
4→忍人
って感じです。5はやったはずなのに正直ほぼ覚えてない…新しいのになぜ…
1番好きなのは世界観含めて4、やり込んで思い入れ強いのは3かなあ。

 

・プレイ前気になる順
ルード>片霧>ダリウス>他!

とりあえず初回は適当にやろう、ってやってるうちにルド梓がかわいくて攻略見ずにルードくん√目指した結果、ひとつイベントをこぼしておばあちゃんエンドへいきました…。

 

 

●全体感想
フルボイスの遙かやるの初めてだったけど、台詞多いのにすごいなー!
同行メンバーによっても台詞変わるし、探索場所も多いのに全部喋るからシャベッタァ!ってなる。
戦闘が意外と敵強くて、初めての方には弱いがおすすめですって出たけど「遙かの戦闘とかよゆーよゆー!」って敵を強いにする→即効で負けてあっさり弱いに変えたの恥ずかしかったです。
今回はシリーズ初の黒龍の神子がヒロイン。

そして武器が銃。かっこいい。

 

 

以下ネタバレ有りのキャラ個別感想です

長くなったので直すの手間で箇条書き気味

 

 

 

 

 


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●ルードハーネ


初見で1番気になってた子!顔がかわいいので!
立ち絵がどれもかわいい そしてお料理男子。

序盤の料理イベントがお気に入り…「私によこせ」と手振りで伝える って選択肢面白すぎた
↓そしてこのやりとりかわいすぎる
(私が・全部・食べるから
その・ソテー・こっちに・よこして)
(ーうるさいです)
(一刀両断だ…)
焦がしたって言わないルードくん優しい
ルードハーネの刺繍入りハンケチ完全に幼児用
これでかわいいとか言ってくれるからこのふたりは幸せになれるとここで確信
ツンデレかな?って思ってたら自覚したとたん結構なオープンで私困惑
会いたいときに呼び出せるアイテムいい とても乙女ゲーム
「走ったり…走ったり」めちゃめちゃかわいい
最後は梓があっさり残るって決めたのにびっくりした
えっ軽っ!って思ってしまった 幸せそうだからいいか

 

 

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●ダリウス


ダリウスって初回でも攻略できるのかな?
2周目以降だと序盤のダリウスの揺れがいい感じだからなんとなく制限ついてそうな気がしなくもない
ダリウスはあの美しい見た目に反して言動がどうしようもなさすぎて大好きだった
裏切りのあとににっこりして今日は一緒に帰ろうって言ってくるのとか、湖のあれとか、なにより、シュークリーム~~
あんなキレ方する男初めて見た
ちゃんと梓から子供扱い受けててよかったわ
この√でルードくんが石投げられて「ダリウス様が理解されないのが悔しい」って言うところ泣いてしまった
ダリウスという男は実に独りよがりで散々言われてたように淋しがり屋で、そしてとても優しい、この性格がどれも鬼の過酷な境遇から作られていったんだろうなと思ってしまってせつない
夜に屋根の上で話すシーンと眠れる森のダリウススチル美しかった

 


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●片霧秋兵


初見で2番目に気になってた!物腰柔らかそうな岡本信彦なので!
「ふたり一緒に汚れるのって倒錯的じゃないですか」って台詞で早々にうわあ(^-^;って思いました
ここまでの鬼ふたりが唐突に残る&不可抗力で帰れなくなっただったので、梓がきちんと考えた上でこっちの世界を選んだのがとても良かった
有馬さん輝いてたな、友部にもだけど秋兵さんに対しても情が厚いよね
有馬語訳す秋兵さんイキイキしててすきです

 


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●有馬一


有馬さんめっちゃいい人
いい人すぎてこの人のエンディングどうなるんだろ…ってわくわく
有馬さんと秋兵さんが仲良しなのほのぼのする
憑闇化した人たちのその後気になってたので、友部が元通りになっててよかった~!
帰る帰らないのとこのやりとりが面白かった
「勲章…」「はぁ…」ここの梓の真顔ね
有馬さんのストーリー王道でよかったな~!さすがは天青龍!
絶対元の世界に返してやるって言ってくれるの鉄板だけどいいよね、意外と他の人言わないんだ
帰ろうとする、笑顔で送り出そうとする、やっぱ帰らない!も鉄板だけどいいよね
ところどころできゃー有馬さんかっこいい~!!ってなった 王道いいね…

 


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●萩尾九段


有馬さん√でループ中に毎朝鮭できゃっきゃしてキャラメルの広告を推してくるのがかわいくて、玄武はあとのがいいかなと思いながらもやってしまった
対九段さんは梓がすごい梓してていい!
優しい九段さんとちょっと気の強い梓の組み合わせすごくいい…千代もいっぱい出てきてうれしい
「懐かれた」って表現する梓の尖り具合に笑った
「どうもせん」の言い方かわいすぎる
九段さんおっとりなんだけど素直だから結構あからさまに機嫌悪くなったりするのかわいい
いにしえの乙女ゲームみたいなぴゅあぴゅあな展開で好きなお話だった
そしてなんとなく九段さんはお持ち帰りできそうって思ってたらやっぱりそうだった
ここまでずっと梓が残る展開だったからようやくでうれしかったなー
九段+千代√ってくらい千代がいっぱい出てきて楽しかった
エンディングまで仲良しでほっこり

 


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●コハク


名付け親っていいよね
コハクはまずとにかく優しいのとかわいい話し方で好感度爆上がりなんだけど、
そこからだんだん見えてくる劣等感だったり年頃の男の子らしい粗雑さだったりとかが気になり出すわけですけど、
最終的に終盤の展開でトドメを刺されて泣いて気づいたら最推しになっていました。
「昔の男にはてんで、つれないんですね梓さん」これかわいい
コハクの言葉はどれも素敵すぎて…
優男ともちょっとちがう、丁寧なんだけど堅すぎない、柔らかい言葉づかいというか、
表現が難しい とにかくコハクの話し方がとてもすき
あと女神様扱い…こういうヒロインに救われてる系にほんとに弱い…
コハクがこんなに後になったのは1周目のときに気になってうっかりイベントを見すぎちゃって、
(分岐の花火大会前まで見てしまった)
頭から見直すのにはちょっと時間を開けたかったからなんですけど、
この順はわりといいとこにもってこれた感あって満足

 


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●本条政虎


虎も1周目にいくつかイベント見ちゃってて、お風呂のとナンパのとでちょっと苦手なタイプかもなーとずっと思ってたけど、
いざ√入ってみたら熱くていい人だった…
この√街の事件に首を突っ込んでどうこうするってイベントがやたらと多くて、
「ヒーロー」がテーマっぽいせいなんだと思うけど、さすがに多すぎてまた?って思ったな
虎は鬼側の他3人との絡みがどれも良かった!
ルードくんとはお小言言われつつ仲良いしコハクに対してはちょっと世話をやいてるというか気にかけててお兄ちゃんみある、ダリウスのことは信頼してるんだなーと感じるし、男と絡んでるときのが輝いてた
別れ際とか熱かったわ…ルードくん虎大好きじゃん
お色気枠と思いきやまさかの熱血という驚き
あと事前に一緒に帰るって宣言してくれるのすごい
まさか虎がそんなこと言ってくれると思わなくてびっくりだった

 


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●里谷村雨


地玄武がラストなのがしっくりくるかなと思って残しておきました
でも、有馬さん√終わったあとに遙か6の漫画を一気に読んでしまいまして、
村雨さんの事情をそこで知ってしまうという失態をおかしました(なぜ読んだ)
やたらと親切だし現代人0ってことはないだろうなーと思ってはいたのでまあいいかなと
村雨さん顔がいい スチルがどれも美形
真面目というか情の厚い人なんだなーという印象だった
梓が村雨さんのこと好き好きって感じで、村雨さんは好意は持ってるけど他の人を探しなーって遠ざけるというよくある年齢差カップルストーリー
恋愛部分より最後の帝都のみんなでがんばろう!という流れが個人的には熱かったです

 

●大団円
千代が現代に飛ばない唯一の√
梓と千代のパラドックスどうするねんと思いきやすごい雑にフォロー入ったの笑ってしまった
急なハーレムエンディングだったのでそこでも笑ってしまった えっ君たち突然どうした?

 

 

久しぶりの遙かでしたがとても楽しめました!

これにFDまでついてくるDXすごい

ロンドも楽しみだな、またいずれやります!