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ゲーム感想まとめ

黒蝶のサイケデリカ 感想

公式サイトちら見くらいの事前情報ほぼなしでふらっと買ったゲーム、黒蝶のサイケデリカをプレイしました。

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※公式サイトのバナー、紋白ちゃんおらんやんけ!

 

 

○黒蝶のサイケデリカとは?

乙女ゲームのようで、あっこれ違うな?と思ったけどやっぱり乙女ゲームだった。
そんな作品でした。
大元の一本道のシナリオがあって、そこから派生して個別のエンディングがあるつくり。
初回のルートあんまり長くなかったし、派生後のシナリオも短めなのでサクッとやれる。
測ったわけじゃないから正確ではないけど、総プレイ時間たぶん10時間~とかじゃないかな……20時間は絶対いってない。
ただ私は聴きたい台詞以外は読んだらボイス飛ばすプレイスタイルなので、全部聴く人より短いと思います。

 

メインのシナリオとは別にショートストーリーがあって、ショートストーリーを見ることでメインシナリオの制限が解放される仕組み。
一周目のときはいくつかまとめて見ないと先に進めないもんだからちょっとだる……て思った。
いますごく話の続きが気になってるのにほのぼのストーリー読まされる気分じゃないんですけど!みたいな。

 

あとミニゲーム(笑)
これがまあはっきり言って面白くもなんともない爽快感もない謎ゲームで、どうしようもないんだけど途中でスキップ出来ることに気がついたのでストレス溜まるほどではなかったヨ

 

貴重なヒロインフルボイス。
中原麻衣さん、某RPGのお姫様ヒロインの印象が強かった。
優しくて甘い女の子らしい声と演技が紅百合に合ってて、今回1番声聴いたの紅百合かもしれない。

 

 

以下ゲームのネタバレを含みます。

 

 

 

 

 

 


○一周目のおもいで

かぎはとからすばをよく見間違えた。このふたつフルコンプした今も漢字把握してない。面倒なので調べない。
ストーリーが進むにつれ、もしかしてこれ全員知り合いなのでは?と感づき、感づいた矢先に回想で彼らと同一人物かな?と匂わせるような男の子たちが登場する。
謎の撒き方と回収のスピード感が好き。
サイケデリカは全編まとめてとてもコンパクトなので、答え合わせのターンが早い。
あれ?これってもしかして……ってなった数分~数十分後には答えが判明する、の繰り返しで楽しかった。
でもこのメンバーの中に館の主がいるという可能性を全く考慮していなかったから(シャ………の過ちをまた繰り返した女)そこ見抜けなくて夜中に頭抱えた。
緋影くんと山都くんが兄弟なんてこんなに早く判明するのは怪しい、カズヤは紋白ちゃんなんじゃ?ってとこまでは合ってたのに、=緋影くんが嘘をついているにならなかった!詰めが甘い!
てっきり思い出してる記憶自体が事実とちょっと異なるところがあるもので、みんな騙されてた……みたいな展開なのかと思ってて!
クール優しい緋影くんにときめいていたのでふつうに騙されて素直にショック受けた。笑
豹変した緋影くんはどこからどう見てもル○ーシュでした。

 


○攻略順

BEST→BAD→現実世界
→紋白→緋影→山都→かぎは→からすば
→大団円

 

気になるキャラから先にやりたい教の私、一周目で気になってた紋白ちゃん緋影くんを立て続けにやって混乱した。
この順全然おすすめしないです。私はせっかちだから推し候補先にやっておかないと早くそのルートやりたい!の一心で他を雑に済ませてしまうから、これになったしこれで良かったけど、そうでもなければ緋影くんはやっぱり最後にした方がいいし、紋白ちゃんも最初じゃない方がいい。
緋影くんは幼馴染みズのエンドに絡まないので(正確には絡んでるけど共通部分だからスキップしちゃう)大団円終える頃には暫く見てない緋影くんが恋しくなってて、最後にルートやり直したよ。

 


○各エンドのはなし

大団円がまあ大団円なんだけどこの子達にとっての大団円ってここから変えるしかないんだ……って。
でも緋影くんエンドといい、そこが徹底されてたの良かった。
死人は生き返らない。万華鏡は願いを叶えたりしない。
なっちゃんは死んでしまっていて、彼との幸せは彼が死ななかった世界でしか得られない。
かぎはさんエンドを見たときは怖!としか思わなかったけど、大団円エンドを見たあとだと少し違う気持ちになる。
あの事件が起きてしまったあとなら、なっちゃんを好きだったアイにとっても、あの狭間がサイケデリカだったのかもしれない。

 

山都くんとからすばくんはしっかり攻略対象感。
狭間でのメリバ?エンドと現世でのハッピー満載エンド。
からすばくんのにこやかに煽ってくる感じとてもすき。
紋白ちゃんはこの2人に比べるとちょっとしょっぱいけど(紋白エンドただのバドエンなんよ)現世エンドは2人も目覚めるしハピエン認定。

 

緋影くんルート、あまりに楽しすぎた。
紅百合と緋影くんのラブコメもっと見たかったけど、緋影くんエンドはこのスピーディーな物語だったからこそ映える。
これが従来のオトメイトゲーばりにもっと長い話でもっと関係性を構築していたとしたら、私はこのエンドしょっぺえ~!という感想になっていたと思う。

淡い恋で、ほのかな救いだったからこそ良かった。

 

でも、そこで君といる時だけ……ほんの少しだ。
ほんの少しだけ……。
僕は生きて、呼吸していたと思う。

 

緋影ルート、この言葉に尽きる。完!