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ゲーム感想まとめ

ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio1926- オルロック感想


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オルロック CV.豊永利行

 

ネタバレあります。未プレイの方はご注意ください。

 


これがオルリリのアンサーストーリーだ

凄い。1926は確かにFDではなく続編だった。
無印は色んな問題を抱えたまま終わったけど、今回できちんとふたりのこれからの答えが出た。

悩んで苦しむふたりをまた見るのは辛さもあったけど、オルロックの選択に、私はとても納得したし、安心した。
幸せばかりとは言えない結末だったけど、それでもふたりは大丈夫だろうと思えた。

私は1926が出る直前にricordoをプレイしていて(Vita版は未プレイ)ピオフィ熱、というかオルリリ熱が最高潮のままこの続編をプレイしたことで感情が爆発してしまいました。

 

 

 

かみさま おれたちを生かしてくれたのが
もし あなたの思し召しなら
おれの罪はもう 消えることがない けど
どうか 彼女に祝福を

攻略対象の懺悔のシーンから始まる乙女ゲーとは
でもこのムービーとても素敵だった
この「神様の思し召し」という言葉、のちのち敵対するレオも使っていてうぅ、となりましたね。

 

前作で教国に庇護してもらっていたので、教国で暮らすふたりの仲良しぶりを見守るところからスタート。
早く準備できた方がもうひとりを迎えにいく、って仲良しすぎてもうニコニコ。
子供たちにオルロックがしっかりお兄ちゃんしてて微笑ましかった。成長したね…。

 

そんな微笑ましい時間はすぐに終わり、なんやかんやでオルリリはブルローネへ行くことになるわけですが、
野暮なのはわかってるけどレオに服で見つかったのは笑ってしまった。
そのいちいち翻る紫のコート目立つからね~せめて顔で見つかってほしかったな~(笑)

 

オルロックルートでリリィがおしゃれしてるだけでうれしくなってくるハードルの低さ。
無印では彼のルートだけおしゃれする余裕なくてほとんど初期服のままだったから…。
バランス崩したリリィをかばってくれるスチルのふたりのかわいさ。
今作のオルロックは小悪魔度上げてきててちょいちょい翻弄されます。
不意打ちちゅーとかできるようになってます。ふふっとか笑ってからかう気満々です。成長…。

 

 

あ、野暮な突っ込みといえばもうひとつ、武器構える立ち絵、フセットを持つ手が右手のままで出てくるたび気になってしまう。
えっさすがに今は左手で使ってるよね?ちなみにレオとのスチルはちゃんと左手だった。
無印に比べて感情の通った声になってるのほっこりしたけど、ここのレオへの冷たいトーンはかっこよくてどきどきした。
「……そう」って言って容赦なく肺打ったとこ興奮してしまってごめんね、レオ。

 

無印はまーじで味方ZEROで辛すぎたのでヴィスコンティの存在の有り難さがすごい。
ギル、生きててくれてありがとう…大好き…。
オリヴァーも好きなんですけどこのルートで更に好感度爆上がりだった!
ふかふかベッドと寝間着に動揺するオルリリかわいい。
ギルに憧れていっぱい食べようとしたりエスコートしようとしたりがんばるオルロックくん。
今のままで充分ってリリィにいろいろ褒められてへへ…て笑うとこ最高にかわいい。

 

海デートはようやく恋人っぽいイベントきた~!って一気に上がった(だってこれ確かチャプター5とかだったよ。ここまであんまいちゃいちゃしてない。)
ここのお誘いのやり取りすっごくかわいい。

デートするのに「誘ってくれてうれしい」「受けてくれてうれしい」ってもうかわいすぎか。

私はオルリリの相手にしっかり「ありがとう」「うれしい」「幸せ」って言葉で伝える丁寧な会話が大好き。
市場のおばさんに尋ねられて「う、うん。そう。恋人。」て返すのがかわいすぎた。

この帰り道にラウルが気持ち悪く迫ってきたのを「触らないで。……近づくな」って牽制したとこももう最高の最高だった。
めちゃくちゃかわいい声で「デート、楽しいね」って言ってきたすぐあとにこれやってくるギャップがオルロックの強み。

 

新キャラ、ヨハンは中の人の演技がとても良くてせつなくなってしまう。
叫び声が特に良くて叫ばれるたびウゥ~てなってた。
アンリと仲良くカジノで働いてほしい。アンリに怒られてしゅんて言うこと聞いてたのかわいかった。
ラウルは他のルートでちゃんと活躍するんだろうか。
ルリリの単なる踏み台になってしまっていてかわいそうにと思ったけど、展開にうわあ……て思ってたのでオルロックが助けてくれて安心した。

フセット柄パンチで済ませてくれるオルロックさんの温情ちゃんと受け取ってくれよな。(受け取ってくれませんでした)

 

ricordoをやって、旅行CDきいて、キャラPVみて、カウボ聴いていたから、
私は1926でオルロックはきっとこの選択をすることになるんだろうとわかっていた。

リリィとふたりで迎えた朝に、ゆっくりと答えにたどり着いたオルロックを見て涙が出た。

「償えなくても」と言ったことがとても印象的だったな。以前のオルロックだったら絶対に出てこない言葉だったと思う。

無印で人を殺したくなかったのにと嘆くオルロックにリリィが「守ってくれてうれしかった」と告げたシーンが私はとても好きなのだけれど、
今作でもそれを踏襲するかのように「それでも私はうれしかった」と言うリリィを見て、彼の決断はふたりにとって正しいものだったのだと、私はおもいました。

 

オルロックは素直だから自分の意見をはっきり告げてからあなたの望みをきかせて、って臆せずに聞いてくるところがかっこいい。

上に書いたやり取りからこのあたりのシーンは無印を準えているのかな。ここは決戦前夜のやり取りを思い出した。
暁鐘の音のキススチルはもう宗教画でした。尊すぎて震えた。じっと魅入ってしまった。
ここまで何度もキスしてるのに一向にスチルがこなくてやきもきさせられててこれだからオルリリほんま。
このスチルのオルロック見た目から成長したな~!って感じられてすごい。かっこよすぎる。

色んな言動から成長を感じさせてきて最後に見た目でも成長感じさせてくる。すごい。好き。


Precious~光の御許、ricordoのBESTエンドの台詞を無限ループしてる間ずっと聴いてて、
今回の宗教画スチル眺めてる間もずっと聴いてたから、私にとってはもはやオルリリテーマソングと化してて聴くだけで泣けてくる。いいとこで流れるからみんなテーマソングなんだろうな。

 

恋人同士になったあとの続編、というワードから期待するほどいちゃいちゃしてくれなかったのはぶっちゃけちょっとだけ悲しかったけど(笑)
でも、丁寧に描いてくれたんだなと感じたのでとても素敵な続編ストーリーをありがとうという気持ちです。
でもあわよくば1927はほしい。次はFDで幸せな甘いやつお願いします。笑

 


最後に私が地味にきゃっきゃした細かすぎるオルロックくんの名シーン紹介します!

 

1.リリィをデートに誘う前、そわそわしたあとオレンジジュースを一気飲みしたとこ
(緊張してるのばちくそかわいい)

2.BADルートでレオと戦闘の際、「伏せて!」と叫んで小さいテーブルを蹴りあげたとこ
(あのかわいいビジュアルで戦闘スタイルやんちゃなの最高だしそんなやんちゃしてても「伏せろ!」じゃなくて「伏せて!」なのほんとオルロック。丁寧で好き)